情動コントロール

 不安・焦り・不満・怒り・寂しさなどの不快な感情がストレスになります。
 ストレスはすべて対人関係で発生します。
 それは相手の発言だけでなく、相手の表情・態度・仕草などから感じた言葉と自分の状態の認知のズレで心が混乱しストレスが生じるのです。
 このように混乱した心を整理することでストレスを処理しリラックスできます。
 この一連のストレスを処理する作業が情動コントロールです。

ストレスからリラックスへ

情動コントロールは
森心身医学クリニックで認知分析療法として

ストレス関連疾患(心身症・神経症・うつ病)の治療でも用いられています

情動コントロールで、様々なストレスが処理できます。

ストレスについて、よくわからない方へ


<病気> ○A.I. 37歳 女性 主婦  電車や飛行機に乗ったりすると冷や汗が出て動悸がしていました。会社のエレベーターに乗るのも不安で、仕事に支障がでてとても困っていました。以前は、外出するにも交通手段が気になって、せっかくの外出も楽しめていませんでした。情動コントロールを繰り返ししていく中で、外出して楽しむことができるようになりました。 ○Y.E. 18歳 女性 無職  高校を辞めてから家に引きこもるようになり、食べても食べても満腹感がなく、体重だけがどんどん増えていきました。そんな自分が嫌になり、無理に吐くようになりました。しかし、心の整理をするようになってからは、徐々に自分を責める気持ちが和らできたし、吐く事も少なくなりました。 ○N.A. 40歳 男性 会社員  車や自宅の施錠、ガスの元栓など、自分の行動の全てが気になって、何回も確認をしても不安が取れませんでした。情動コントロールを始めるようになって、少しずつ不安な気持ちが弱くなり、確認の為の時間も短くなってきました。今でも、気になることはありますが、以前ほどの強い不安は無くなりました。 ○K.Y. 51歳 男性 公務員  職場での人間関係のストレスが多かったせいか、酷い頭痛で悩んでいました。そのため仕事にも集中できませんでした。仕事のストレスを処理していくうちに、いつの間にか頭痛も軽くなって、仕事に集中できるようになってきました。
<家庭> ○K.A. 28歳 女性 主婦  姑からみて良い嫁でなければならないという思いでずっと接してきました。姑が言ったことには逆らわず、自分を押し殺してきました。家にいても姑の顔色ばかりをうかがって、落ち着くことがありませんでした。
 繰り返しストレスを処理していく中で、少しずつ姑に自分の思いを話すことができるようになりました。それに伴って家での居心地が良くなってきました。
○S.K. 38歳 男性 会社員  以前は子供の行動が気になり、こまごまと口出ししていました。
 情動コントロールを続けて行くうちに、子供が自分の行動を決めるまで待てるようになり、子供がアドバイスを求めてきた場合に、初めて発言するというように私の態度が変わってきました。子供と冷静に話す時間が増えるに伴い、子供の情緒も安定してきたような気がします。
○H.H. 17歳 女性 高校生  前は家族に対してストレスを感じていました。母親から干渉されたり、父親に頭ごなしに怒鳴られることが不満でした。学校から帰っても、家には寛げる場所はありませんでした。
 心の整理を続けているうちに、両親の言うことにイライラするものの、聞き流せることもできるようになり、長く引きずることはなくなりました。
○N.T. 47歳 男性 会社員  私たちは夫婦で情動コントロールをしています。以前はちょっとしたことでイライラして、喧嘩になることが頻繁にありました。
 ストレスの処理を続けるうちに、妻の言葉にイライラすることが減って、段々と喧嘩も少なくなってきました。妻と一緒にいても疲れることが減ってきました。
<学校> ○Y.R. 20歳 男性 大学生  今までは今日中にここまでの勉強を絶対に終わらせて、次はこれだけを全部覚えてという気持ちばかりが先走って、不安がいっぱいで勉強に集中できませんでした。
 不安の処理をするうちに、焦ることが少しずつ減ってきました。今日はできるところまでやるしかないと思えるようになり、肩の力も抜け、勉強も楽になってきました。
○N.A. 17歳 女性 高校生  今までは親や周りの期待に沿うことを意識して、何でも一番でなければならない、完璧じゃないといけないと自らにプレッシャーをかけていました。何事をするにも、しんどい毎日でした。
 情動コントロールを続けていくうちに、プレッシャーが軽くなり、疲れない範囲で、勉強や部活ができるようになりました。
○K.M. 16歳 女性 高校生  人と話すことが苦手で、学校でも新しいクラスに馴染めませんでした。高校進学後はますます人見知りが激しくなり、学校に行けなくなりました。
 繰り返し不安な気持ちを整理することで、少しずつ人と関わることができるようになり、学校に行けるようになりました。
○M.N. 18歳 男性 高校生  今までは自分が将来何になりたいのか分からずに悩んでいました。親や先生に相談しても、なかなか決められず、勉強もはかどりませんでした。
 心の整理をしているうちに、人の評価を気にして勉強していることに気がつきました。勉強は他人による評価の問題ではなく、自分の問題であることが分かり、目標が見えてきました。今は大学を目指して勉強しています。
<友人・異性> ○K.F. 25歳 男性 会社員  彼女からの束縛が激しく、女友達と外出するのも疑われたり、メールを返さないと怒られることがあったので、次第に彼女が重荷となり、顔を見るのも辛く感じるようになりました。
 情動コントロールをするようになって、彼女にストレスを感じていたのは、彼女に嫌われるのではないかという不安が強かったことが原因であることに気が付きました。自分が冷静になれることで、彼女との関係が以前ほど重荷に感じなくなってきました。
○Y.M. 28歳 女性 会社員  私には好きな男性がいました。彼女はそれを知っているにも関わらず、その男性と遊びに行ったことを嬉しそうに話してきました。人のことを考えない彼女の行動に腹が立ちました。彼女との関係も険悪になり、話しかけられるのも嫌でした。
 情動コントロールを続けていくうちに、彼女に対するイライラも減ってきて、適当に距離を保てるようになってきました。
○N.M. 17歳 女性 高校生  彼氏には仲の良い幼馴染の女の子がいます。2人の関係が気になり、女の子に嫉妬を感じたり、彼氏の気持ちが離れていく不安が大きくなっていきました。何をしても楽しくありませんでした。
 情動コントロールを重ねていくうちに、いつの間にか彼氏対する不安や、幼馴染の女の子に対するモヤモヤした気持ちが薄れてきて、あまりイライラしなくなってきました。彼氏の行動に振り回されることも減ってきました。
○T.K. 18歳 男性 高校生  自分には何でも人と比較する癖がありました。勉強や恋愛のことなども人と比べて、自分は劣っていると思い、落ち込んでいました。
 情コン(情動コントロール)することで、自分は人にいろいろ思われることを絶えず気にしていることが分かりました。繰り返しストレスの処理をする中で、少しずつですが、人と比べても仕方ない、自分は自分だと思えるようになってきました。
<職場> ○N.M. 27歳 女性 会社員  情動コントロールで、私は、失敗をすることを非常に恐れ、また、人からよく思われたいという気持ちを強く持っていたことに気がつきました。それがために「仕事で絶対にミスをしてはいけない」、「何事も完璧にしないといけない」と自分に言い聞かせて常に心の疲れを感じていてのです。
 今は無理をせず、自分ができる時にできる範囲でしよう、と思えるようになりました。ミスも減り、仕事もスムーズにできるようになりつつあります。
○D.O. 48歳 男性 会社員  上司の顔色を窺ったり、部下に「ダメな上司」と思われないだろうか、と不安に思い、心が休まりませんでした。上司や部下に良く思われたくて、気づけば自分の能力以上のことをしようとしていました。
 不安を処理していると、自分の能力以上のことはできない、できる範囲でやるしかないといつの間にか思えるようになりました。やれるだけのことはやって、やれないことを非難されたとしても仕方がない、と思っています。
○Y.S. 50歳 女性 パート  パート仲間で、思ったことをすぐ口に出す人がいて、傷つけられ、仕事に行きたくない、と思うことが何度もありました。仕事に行くと身体的にも精神的にも疲れを感じていました。
 パート仲間とのストレスを情動コントロールで処理していくうちに、仕事に行きたくない、という気持ちは薄れ、何か言われてもそれほど気にならなくなりました。今では、自分のペースで仕事ができ、ゆとりが出てきました。
○R.K. 32歳 男性 会社員  営業成績で一位をとらなければならない、という思いで必死に仕事をしてきましたが、空回りして、思うように成績が上がりませんでした。仕事のプレッシャーを整理していく中で、必死にやっている時には多かったミスも減ってきました。徐々に仕事のプレッシャーも軽くなり、気づけば仕事がはかどるようになりました。

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