Q.ストレスとは何ですか?
A.「大丈夫かな・・」「どうしよう・・」と心配したり、悩むときの不安な気持ちや、イライラしたり、うっとうしく思う不満な気持ち
は疲れを伴っており、ストレスになります。蓄積されると心と身体の健康に影響してきます。
Q.どういうことがストレスになりますか?
A.ストレスに感じるものは人によって、それぞれです。
例えば・・・
・誰かと話すときに緊張する
・仕事でミスしたらどうしようと思う
・あれもこれもしないといけないと思う
・周りの人の行動にイライラする
・電車に乗るのが苦痛
などです。人によってストレスに感じることは異なります。
Q.ストレスは誰にでもありますか?
A.誰にでもあります。ただ、どういうことにストレスを感じやすいか、また、ストレスの溜めやすさ、感じる程度は個人差があります
Q.何か打ち込める趣味などがあれば、ストレスがなくなって楽になるのではな
いですか?
A.打ち込んでいるときは一時的に悩みが紛れるかもしれませんが、根本的には、何かに打ち込むことでストレスを
処理することは困難です。趣味をやめると再びストレスを感じることが多いのです。
また、ストレスがひどくなると、趣味に打ち込むことができなくなったり、ものごとに興味をもったり、好きなことが楽しめなくなります。
Q.漠然とした疲れがあるのですが、ストレスが原因ですか?
A.日頃の不安や不満が重なると漠然とした疲れとして感じるようになります。
Q.服薬していれば、気になる症状は出て来ないので、それでいいのではないかと
思うのですが・・・
A.服薬している間は症状が軽くなっても、服薬を止めると再び症状が出てくることが多いです。
薬は一時的に不安や、疲労感を抑える作用がありますが、症状から根本的に解放されるためには、自分の心を整理し、
ストレスを処理してリラックスする必要があります。
Q.ストレスがなくなるように、環境を変えた方が良いですか?
A.環境を変えることで、現在感じているストレスはやわらぐかもしれませんが、
新しい環境になっても別のストレスを感じる可能性が大です。
また、たとえ新しい環境でストレスが減ったとしても、その環境がずっと続くかどうかの保証はありません。
自分の心を整理して、ストレスの処理を続けることで、環境の変化のあるなしに関わらず、ストレスをためにくくなります。
Q.ストレスを減らすにはどうしたらいいですか?
A.①規則正しい生活をする、
②趣味を楽しむ、
③スポーツをする、
などと様々なことが言われていますが、疲れているときは、規則正しい生活をしたくても、眠れなかったり、
食欲が出なかったり、また、疲れているときは趣味が楽しめなかったり、スポーツをする気にもなれないことがあります。
①②③は、根本的にストレスを減らすことにつながっていない場合が多いのです。
ストレスを減らすためには、情動コントロールで自分の心を整理し、ストレスを処理していくことが必要です。